2020年 環境装置受注状況 (2020年1~12月)

2021/02/1715:17配信

2020年の環境装置受注は、官公需の増加により、前年比126.7% の6,628億円となり、2年ぶりに前年を上回った。 

1.需要部門別の動向 

①製造業

窯業を除くすべての業種で減少し、特に食品、化学、鉄鋼、機械向け産業廃水処理装置、石油化学向け排煙脱硫装置、その他向け事 業系廃棄物処理装置が減少し、前年比34.2%の268億円となり、3年ぶりに前年を下回った。 

②非製造業 

電力向け排煙脱硫装置、その他向けごみ処理装置関連機器が減少し、前年比75.8%の674億円となり、3年ぶりに前年を下回った。 

③官公需 

下水汚水処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置、ごみ処理装置関連機器が増加し、前年比166.6%の5,371億円となり、2年ぶりに前年を上回った。 

④外需 

下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置が減少し、前年比95.2% の313億円となり、3年連続で前年を下回った。


2.装置別の動向 

①大気汚染防止装置 

排煙脱硫装置の電力向けが減少し、前年比75.2%の445億円と なり、2年ぶりに前年を下回った。 

②水質汚濁防止装置 

産業廃水処理装置の化学、機械向けが減少し、前年比89.6% の1,738億円となり、2年連続で前年を下回った。 

③ごみ処理装置 

都市ごみ処理装置、関連機器の官公需が増加し、前年比 165.0%の4,429億円となり、2年ぶりに前年を上回った。 

④騒音振動防止装置 

騒音防止装置のその他製造業向けが増加し、前年比108.9%の 15億円となり、2年ぶりに前年を上回った。  

最終更新:2021/02/1715:29

一般社団法人 日本産業機械工業会