2020年度(令和2年度) 機械工業生産額(改訂)見通し調査 (発表:2020年12月22日)

2020/12/2311:43配信

 日機連では、毎年関係工業会の協力を得て、年度ごとの機械工業の生産額見通し調査を行っておりますが、このほど2020年度改訂見通しの集計結果(調査時点2020年11月5日)がまとまりましたので、その概要を紹介します。

 特筆すべき点としては、当初見通しでは2020年度は前年度比10.4%減でしたが、今回の改訂見通しでは13.1%減となり、また、金額ベースでも2兆1263億円弱の下方修正となりました。業種としては、全ての業種で減少を見込んでいます。

 なお、機種別の生産額(2019年度実績、2020年度見通し)、輸出額(2019年度実績)など、詳細についてお知りになりたい方は、業務部(TEL:03-3434-5383)まで問い合わせ下さい。

 また、数値は一応当該機種の全国ベースを原則としていますが、機種によってはこれを下回るものもあります。


2020年度は13.1%減と2年連続の減少見込み

  -2020年度機械工業生産額改訂見通し調査結果まとまる


1.概  況

<2020年度(令和2年度)の生産動向>

 我が国の2020年度の機械工業生産は、新型コロナウイルス感染症により、特に需要面で大きな影響が出ており、リーマンショック以来の厳しい状況になると見込まれる。上期は特に自動車を中心に輸送機械の生産が大きく減少するとともに、全業種の生産が減少した結果、全体の生産額は前年度比20.0%減になった。一方、下期は依然として厳しいものの、自動車等の生産は回復が見込まれ、機械工業として持ち直しの動きが見られることから、前年度比6.1%減まで回復するものと見込まれる。従って、2020年度全体としての機械工業生産額は、前年度比13.1%減の63兆2441億円となる見通しである。この生産額は、リーマンショック翌年(2009年)の生産額(約61兆円)を上回るものの、東日本大震災翌年(2012年)の生産額(約65兆円)を下回る。機械工業の機種別の生産動向は次のとおりである。 


業種別機械工業の動向 

1.一般機械  2.電気機械  3.情報通信機械  4.電子部品・デバイス 

5.輸送機械  6.精密機械  7.金属製品  8.鋳鍛造品 


表 2020年度(令和2年度)生産額改訂見通し(総括表) (PDF)

表 機械工業における生産額・輸出額の推移(PDF)

表 2020年度(令和2年度)生産額見通し(当初・改訂)対照表(PDF)

表 2019年度(令和元年度)生産額実績および2020年度(令和2年度)生産額(改訂)見通し(機種別)(PDF)

表 2019年度(令和元年度)輸出額実績(機種別)(PDF)

この調査に関する留意事項


(一部、日機連試算) 


■お問い合わせ先■
業務部
(電話)03-3434-5383
(FAX)03-3434-6698

最終更新:2020/12/2312:02

一般社団法人 日本機械工業連合会