-
MB Japan さらに上を行く ロータリースクリーニングバケットMB-HDSシリーズ 最新モデル、MB-HDS523登場!
建設機械用アタッチメントメーカーのMB株式会社(日本法人 MB Japan株式会社〈エムビージャパン〉、本社所在地:埼玉県新座市、代表取締役社長:アレッサンドロ・ビスカロ)は、2021年5月12日、処理能力を格段に向上させたロータリースクリーニングバケットの最新モデル「MB-HDS523」を発表しました。 MBクラッシャーは、お客様の声に耳を傾け、それぞれの現場のニーズを汲み取ることを大切にしています。現場の問題や課題について話してくださるお客様の言葉一つひとつが、新しいアイデアや解決策を生み出すきっかけとなり、MBクラッシャーの原動力となっています。 ロータリースクリーニングバケットMB-HDSシリーズが誕生して早2年。以来、MBクラッシャーは現場のためにもっとできることがあると信じ、熟考を重ねてきました。別の現場や異なる用途に活用でき、メリットと付加価値がより大きいものを求めるお客様の声も届いていました。 そこで誕生したのが、ロータリースクリーニングバケット最新モデル、MB-HDS523です。MB-HDSシリーズの中で最大。さらにパワフル、より頑強になって登場。 30トン〜45トンの油圧ショベルに対応。高い処理能力と頑丈さが要求される大規模な現場向けに開発されました。採掘現場や掘削、土木、パイプライン整備等の分野で多量の対象物を選り分けたり、砕いたり、土壌に空気を入れたりする作業に向いています。 規模の大きさや工事内容にかかわらず、多種多様な材料を能率的に処理するアタッチメント、MB-HDS523。装着可能なオプション製品も各種揃っています。MB-HDS523の目的はただ一つ。高い処理能力の提供です。 今回、最大の生産性と作業スピードを保証する、5本のロータリーシャフトが設置されて初登場。Vシャフトシステム搭載により、同時並行のダブル選別を可能にし、処理能力の向上を実現。 成果の最大化を図るために研究開発された新製品、MB-HDS523。バケット内に設置されている櫛状プレートが投入物をロータリーへとスムーズに誘導するため、バケットの詰まりや噛み込みも発生しません。 また、前面上部カバーは取り外し可能なため、バケットの最大開閉角度が得られ、処理能力の向上につながっています。 シリーズの中で最大なだけに、処理能力もアップ。ロータリースクリーニングバケットMB-HDS523には油圧モーターが2台搭載されており、安定した高いパフォーマンスを提供します。 もっとも、いくらパワーがあってもそれに相応する強靭な構造なしでは意味がありません。 摩耗が発生しやすい箇所は耐摩耗鋼板Hardoxで補強されており、補強鋼板でつくられた肩とボディにより、負荷の大きい現場での作業にも適しています。 MBクラッシャーは、現場の作業の簡易化・簡略化をサポートするのをミッションと考えています。そのため、メンテナンスを含む、あらゆる側面から作業効率の向上を図っています。 最新モデルMB-HDS523には、グリスアップ効率化システムが搭載されているため、メンテナンスが簡略化され、作業にかかる時間も労力も削減できます。 同シリーズの他モデルと同様、ロータリーシャフトは簡単に交換可能です。現場内で安全かつスピーディーに交換作業が行えます。 安全交換システムの採用によりシャフトを支えている回転式シャフトホルダーノブをしっかりブロックした状態で、シャフトの取外し・取付けを簡単におこなえるようになっています。 新製品販売開始について https://mbcrusher.jp/210513-k新製品の詳細 https://mbcrusher.jp/h523-kMB Japan株式会社 〒352-0023 埼玉県新座市堀ノ内1丁目5-35電話:0800-100-5458 / 048-423-2298 FAX:048-611-7865〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通5番地 商船三井ビル617mbcrusher.jp | Mapinfo@mbcrusher.jp
2021/05/26 12:18 MB Japan株式会社
-
「最近の機械貿易動向(3 月)~機械輸出額 2 ヶ月ぶりに対前年同月比増加~」
日本機械輸出組合 2021.5.21 ・2021 年 3 月の機械輸出額は 4 兆 6,320 億円、対前年同月比 14.5%増と、2 ヶ月ぶりに対前年同月比増となった。為替・営業日要因が9.7%の増加寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は 4.4%増となった。5 月 20 日発表の貿易統計速報による簡易計算では、2021 年 4 月の機械輸出は42.6%増であった。・3 月の機械輸出は、英国を除く各国・地域向けで対前年同月比伸び率が拡大し、北米を除く各国・地域向けで 2 桁増となり、機械輸出額全体の伸び率を押し上げた。Ⅰ 要約1. 全商品貿易動向(図表1)① 全商品輸出額:7 兆 3,783 億円(対前年同月比 [以下同じ] 16.1%増、2 ヶ月ぶり対前年同月比増加) ② 全商品輸入額:6 兆 7,161 億円(5.8%増、2 ヶ月連続で対前年同月比増加)③ 貿易収支:6,622 億円の黒字2. 機械貿易動向(1) 機械輸出入動向(図表2)① 機械輸出額:4 兆 6,320 億円(14.5%増、2 ヶ月ぶり対前年同月比増加)為替・営業日要因を除いた実質的伸び率:4.4%増② 機械輸入額:2 兆 2,198 億円(8.3%増、3 ヶ月連続で対前年同月比増加) (2) 為替・営業日動向2021 年 3 月に 9.7%の増加要因、4 月に 1.1%の増加要因(3) 地域別動向①英国を除く各国・地域向けで対前年同月比増加(図表4、5) ②北米向け:6.7%増、4 ヶ月ぶり対前年同月比増加(図表4、5)③EU27向け:12.0%増、18 ヶ月ぶり対前年同月比増加(図表4、5)④中国向け:25.9%増、4 ヶ月連続対前年同月比増加(図表4、5)⑤韓国・台湾向け:13.2%増、4 ヶ月連続対前年同月比増加(図表4、5、6、7)⑥ASEAN・南アジア向け:13.0%増、27 ヶ月ぶり対前年同月比増加(図表4、5、6、8、9)⑦その他地域向:17.4%増、13ヶ月ぶり対前年同月比増加(図表4、5、10)(4)業種別動向(図表11)上位 21 業種中産業機械等 19 業種が対前年同月比増加。(5)機種別動向(図表12、13)① デジカメ・ビデオ(北米、中国、EU向け中心、4 ヶ月ぶり上位)、産業用ロボット(中国向け中心、5 ヶ月連続上位)、電動機(中国、北米、EU向け中心、8 ヶ月連続)、建設機械(北米、その他地域向け中心、3 ヶ月ぶり上位)等が、対前年同月比で大きく増加② 航空機部品、受信変換その他送受信機器等が対前年同月比で大きく減少(6) 機械輸入動向(図表14)機械輸入額上位 12 機種のうち、電子ディバイス、電子計算機、自動車部品等 9 機種が対前年同月比で増加Ⅱ 個別動向1. 全商品貿易動向~輸出は 2 ヶ月ぶりに対前年同期比で増加、輸入は 2 ヶ月連続で増加~1) 2021 年 3 月の全商品輸出額は 7 兆 3,783 億円、前年同月比(以下同じ)16.1%増と 2 ヶ月ぶりに対前年同月比増加した(2021 年 2 月 4.5%減)。これは、約22%を占める輸送用機器(11.9%増)をはじめ、約20%の一般機械(18.7%増)、約17%の電気機器(12.7%増)、約12%のプラスチック等化学製品(13.1%増)、鉄鋼・非鉄金属等原料別製品(13.1%増)等が増加したためである。2) 輸入額は 6 兆 7,161 億円、5.8%増と 2 ヶ月連続で対前年同月比増加した(2021 年 2 月 11.8%増)。これは、全輸入額の約18%を占める原粗油等鉱物性燃料(11.6%減)が減少したものの、約17%の電気機器(10.3%増)をはじめ、約12%の医薬品等化学製品(15.8%増)、約10%の一般機械(15.5%増)、約9% の原料別製品(10.1%増)等が増加したことによる。 3) この結果、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、2ヶ月連続で黒字(6,622 億円、2021 年 2 月 は 2,159 億円の黒字)となった。 2.機械貿易動向(1)機械輸出入動向~輸出は 2 ヶ月ぶりに対前年同月比増加、輸入は 3 ヶ月連続で対前年同月比増加~1)全商品輸出額の約 63%を占める 2021 年 3 月の機械輸出額は 4 兆 6,320 億円、14.5%増と 2 ヶ月ぶりに対前年同月比で増加した(2021 年 2 月 5.6%減)。なお、為替・営業日要因を除いた実質的伸び率は 4.4%増であった。2)一方、全商品輸入額の約32%を占める機械輸入額は、2 兆 2,198 億円、8.3%増と 3 ヶ月連続で対前年 同月比増加した(2021 年 2 月 26.1%増)。
2021/05/24 18:35 日本機械輸出組合
-
三菱ふそう 販売会社「四国ふそう(仮称)」設立を決定
2021 年 5 月 24 日 ● より地域に密着し、きめ細かで充実した販売・サービス体制の構築を目指す● 四国4県の販売・サービスを新会社に統合● 四国機器と共同で設立、2021 年 10 月より事業開始予定三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:ハートムット・シック、以下 MFTBC)は、特約販売会社である四国機器株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長:木村公信、以下、四国機器)と共に販売会社「四国ふそう株式会社(仮称、以下、四国ふそう)」を新たに設立します。四国地方においてより地域に密着し、お客様へのきめ細かで充実したサービス体制の構築と販売強化を目指します。四国地方ではこれまで、愛媛・高知両県は MFTBC の地域販売部門が、香川・徳島両県は四国機器の自動車販売部門が、それぞれ販売・サービスを担ってきました。四国機器は1949年の設立以来、地域に根差した強固な経営基盤と、地元に強いネットワークを築いてきました。このたび、MFTBCと四国機器は、より地域に密着し、お客様へのきめ細かで充実したサービス体制の構築と販売強化を目的として、四国ふそうの設立に合意しました。四国ふそうは MFTBC の愛媛・高知両県の販売店と、四国機器の自動車販売部門を取り込み、四国全域でナンバーワンを目指します。四国ふそうの事業開始は 2021年10月を予定しています。 三菱ふそう公式HP:https://www.mitsubishi-fuso.com/ja/news/[プレスリリース内容の問い合せ先]広報部 若尾 TEL:044-330-7749/E-Mail:ayako.wakao@daimler.com休波 TEL: 044-331-6764 /E-Mail: nozomu.yasunami@daimler.com
2021/05/24 17:34 三菱ふそうトラック・バス株式会社
-
日立建機 歯車の再利用可否の判定手法を共同開発
2021年5月20日国立研究開発法人物質・材料研究機構日立建機株式会社 歯車の再利用可否判定の様子 日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)と国立研究開発法人物質・材料研究機構(所在地:茨城県つくば市、理事長:橋本 和仁/以下、 NIMS)は、このたび、建設機械の部品の一つである歯車について再利用可否の判定手法を共同で開発しました。 本手法を活用することで、再生部品を製造する工程において、歯車の再利用可否を定量的な基準に沿って判断できるようになります。これにより、これまで廃棄(スクラップ)していた歯車が減少するため、CO2排出量の抑制および産業廃棄物の削減が可能となり、循環型社会の実現に貢献します。 日立建機の部品再生事業は、お客さまの使用済み純正部品(油圧シリンダ、油圧ポンプ、走行装置など)を修理や定期交換時に回収し、分解・整備後、新品同等の機能保証付きの再生部品として、お客さまにリユースいただく事業です。 再生部品を製造する工程で、例えば減速機の場合は、複数の歯車の組み合わせで構成されているため、分解後に各部品の再利用可否や、どの程度の加工・修理を行うべきかを判断する必要があります。歯車の再利用可否は、表面の傷、摩耗の度合いなど、目視などによる外観上の検査で推定寿命を判断していたため、定量的な基準を設けることが課題となっていました。 本手法は、日立建機 ライフサイクルサポート本部 再生事業部と NIMS 構造材料研究拠点環境疲労特性グループが共同開発したもので、2019 年から取り組んできました。さまざまな稼働時間の建設機械から取り外した減速機の歯車に X 線を照射して、表層組織の変化を測定する試験を重ね、疲労の蓄積による金属組織の変化と残留応力*1 の変化に相関関係があることが分かりました。 この相関関係に着目しながら、表層組織の変化を定量的に測定する NIMS の技術と日立建機の再生部品に関するデータや知見を組み合わせることで、歯車の損傷の有無を定量的な基準で定め、再利用の可否を判定できるようになりました。なお、本手法を用いた場合、超大型油圧ショベルでの部品の定期交換*2 において、1 台当たり約 14 トンの CO₂排出量の低減が見込まれます。 歯車が組み込まれている旋回減速機(左) 走行減速機(右) 本手法は、日立建機の土浦工場と常陸那珂工場において、2021 年 1 月より試験的に導入を開始しており、2021 年度中に本格的な導入を予定しています。将来的には、再生事業を行っている日立建機グループの海外拠点への導入も計画しています。日立建機と NIMS は、これからも共同開発を継続し、再生部品のデータベースと AI を組み合わせて、より高精度かつ迅速に歯車の再利用可否を判定する手法の開発をめざします。*1:歯車の生産過程で内部に残留する金属組織の形態と応力(ストレス)のこと。使用負荷により大きさや分布が変化する。 *2:対象を超大型油圧ショベル EX2600-6 とし、平均稼働時間内の定期部品交換に再生部品の使用を想定して試算。 ■関連情報・2021年5月20日発表 NIMSニュースリリース・日本金属学会誌金澤智尚, 早川正夫, 吉本光宏, 田原佑規, 畑典仁, 目黒奨, 廣戸孝信, 松下能孝,菅原道雄, リマニュファクチャリングのための浸炭歯車の損傷評価, J. Japan Inst. Met. Mater, 85 (2021) 198-206.■お問い合わせ先 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 経営企画部門 広報室 〒305-0047 茨城県つくば市千現 1-2-1 電話:029-859-2026 日立建機株式会社 ブランド・コミュニケーション本部 広報・IR 部 広報グループ 〒110-0015 東京都台東区東上野二丁目 16 番 1 号 電話:03-5826-8152ニュースリリース記載の内容は、発表日現在の情報であり、その後予告なしに変更される場合もありますので、 ご了承ください。
2021/05/20 15:54 日立建機日本株式会社
-
鹿島、JAXAが“月面テレワーク実験”に成功! 1000km先の振動ローラーを遠隔操作
最近、油圧ショベルやクローラーダンプ、タワークレーンなどの、テレワークを目的とした遠隔操作システムが続々と開発されています。鹿島建設が鹿児島県南種子町で施工中の造成現場でも、このほど無人の振動ローラーが登場し、遠隔操作の実験が行われました。 鹿島建設の現場に登場した無人振動ローラー(以下の写真、資料:宇宙航空研究開発機構、鹿島建設) 無人振動ローラーの遠隔操作を行うオペレーター 1000km以上離れて行われた遠隔操作実験のイメージ 遠隔操作を行うコックピットは、神奈川県相模原市のJAXA相模原キャンパスに設置されました。距離から言うと、2021年5月14日付けのイエイリ・ラボブログ記事で紹介した、キャタピラージャパンによる日米間の遠隔操作実験より短いですが、構想のスケールが違います。ナ、ナ、ナ、ナント、地球から月面の建機を遠隔操作することが目的に行われた実験なのです。(宇宙航空研究開発機構、鹿島建設のプレスリリースはこちら) 月面での無人化施工イメージ この実験は宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と鹿島建設が共同で行ったものです。実験の内容は、JAXA相模原キャンパスから、1000km以上離れたJAXA種子島宇宙センターの振動ローラーを遠隔操作し、さらに自動運転に切り替えて所定の範囲の締め固めを行うというものでした。 JAXA種子島宇宙センターの造成現場 遠隔操作の手順。月面のクレーターに見立てた仮想障害物を遠隔操作で回避して現場にたどり着き、自動運転に切り替えて25m×15mの範囲を締め固める
2021/05/20 13:00 株式会社イエイリ・ラボ
-
2020年度 産業機械輸出契約状況 (2020年4月~2021年3月)
1.概 要 2020年度の主要約70社の産業機械輸出は、中東の増加により、前年度比141.4%の1兆8,453億円となった。単体機械は、アジアの減少により、前年度比86.7%の1兆586億円となった。プラントは、中東の増加により、前年度比943.5%の7,866億円となった。2.機種別の動向(1)単体機械①ボイラ・原動機アジア向けの減少により、前年度比61.7%となった。②鉱山機械中東、ヨーロッパ、オセアニア向けの減少により、前年度比38.4%となった。③化学機械中東向けの増加により、前年度比136.3%となった。④プラスチック加工機械アジア、北アメリカ向けの増加により、前年度比119.8%となった。⑤風水力機械中東、ヨーロッパ、北アメリカ向けの減少により、前年度比96.7%となった。⑥運搬機械アジア、中東、ヨーロッパ、北アメリカ、オセアニア向けの減少により、前年度比72.8%となった。⑦変速機アジア、ヨーロッパ向けの増加により、前年度比122.4%となった。⑧金属加工機械アジア、北アメリカ向けの減少により、前年度比64.8%となった。⑨冷凍機械アジア、ヨーロッパ、オセアニア向けの減少により、前年度比89.0%となった。(2)プラント化学・石化プラントの増加により、前年度比943.5%となった。
2021/05/18 18:31 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
2020年度 産業機械受注状況 (2020年4月~2021年3月)
2020年度の産業機械受注総額は、外需の増加により、前年度比 105.1%の5兆321億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。内需は、前年度比92.1%の3兆923億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。 外需は、前年度比135.5%の1兆9,397億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。1.需要部門別受注状況(1)内 需①製造業食品、紙・パルプ、石油・石炭、窯業土石、鉄鋼、金属製品、はん用・生産用、電気機械、自動車、その他製造業の減少により、前年度比92.2%の 9,794億円となり、3年連続で前年度を下回った。②非製造業電力、運輸・郵便、卸売・小売、その他非製造業の減少により、前年度比 83.1%の1兆662億円となり、3年ぶりに前年度を下回った。③民需計①と②を加算した民需の合計は、前年度比87.2%の2兆457億円となり、2年連続で前年度を下回った。④官公需 国家公務、地方公務、その他官公需の増加により、前年度比109.5%の 7,038億円となり、2年連続で前年度を上回った。 ⑤代理店 前年度比93.2%の3,428億円となり、5年ぶりに前年度を下回った。 なお、内需で増加した機種は、鉱山機械(139.7%)、ポンプ(100.6%)、変速機(114.0%)、その他機械(102.2%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(86.6%)、化学機械(冷凍機械を含む)(92.6%)、タンク(87.2%)、プラスチック加工機械(94.4%)、圧縮機(86.8%)、送風機(92.6%)、運搬機械(83.9%)、金属加工機械(87.7%)の8機種である(括弧は前年度比)。 (2)外 需 中東の増加により、前年度比135.5%の1兆9,397億円となった。 なお、外需で増加した機種は、化学機械(冷凍機械を含む)(377.5%)、プラスチック加工機械(120.5%)、送風機(181.8%)、変速機(122.6%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(55.1%)、鉱山機械(35.4%)、タンク(9.9%)、ポンプ(84.3%)、圧縮機(93.2%)、運搬機械(73.1%)、金属加工機械(64.4%)、その他機械(72.0%)の8機種である(括弧は前年度比)。2.機種別受注状況(1)ボイラ・原動機電力、外需の減少により、前年度比76.9%の1兆1,217億円となり、 2年ぶりに前年度を下回った。(2)鉱山機械建設の増加により、前年度比129.5%の258億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。(3)化学機械(冷凍機械を含む)外需の増加により、前年度比164.3%の1兆8,995億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。(4)タンク化学、外需の減少により、前年度比67.9%の176億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。(5)プラスチック加工機械外需の増加により、前年度比110.7%の2,135億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。(6)ポンプ外需の減少により、前年度比96.9%の3,711億円となり、4年ぶりに前年度を下回った。(7)圧縮機石油・石炭、はん用・生産用、情報通信機械、建設、外需、代理店の減少により、前年度比89.9%の2,456億円となり、2年連続で前年度を下回った。(8)送風機 鉄鋼、官公需、外需、代理店が増加したものの、自動車、電力、運輸・郵便、その他非製造業の減少により、前年度比98.8%の258億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。(9)運搬機械化学、運輸・郵便、卸売・小売、外需の減少により、前年度比80.7%の 3,730億円となり、2年連続で前年度を下回った。(10)変速機情報通信機械、その他製造業、運輸・郵便、官公需、外需の増加により、 前年度比115.2%の438億円となり、4年ぶりに前年度を上回った。(11)金属加工機械鉄鋼、非鉄金属、金属製品、自動車、外需の減少により、前年度比 78.9%の900億円となり、3年連続で前年度を下回った。(12)その他外需の減少により、前年度比94.7%の6,041億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。
2021/05/18 18:11 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
2020年度 環境装置受注状況 (2020年4月~2021年3月)
2020年度の環境装置受注は、前年度比104.9%の6,064億円となり、 2年連続で前年度を上回った。1.需要部門別の動向 ①製造業 食品、パルプ・紙、石油石炭、石油化学、化学、鉄鋼、機械向け産業廃水処理装置、食品向け事業系廃棄物処理装置の減少により、前年度比 45.2%の256億円となった。 ②非製造業電力向け排煙脱硫装置の減少により、前年度比84.5%の661億円となった。 ③官公需 下水汚水処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置、ごみ処理装置関連機器の増加により、前年度比113.9%の4,822億円となった。 ④外需排煙脱硫装置の増加により、前年度比164.5%の324億円となった。 2.装置別の動向①大気汚染防止装置排煙脱硫装置の電力向けが減少したものの、排煙脱硫装置の海外向けが増加したことから、前年度比100.3%の474億円となった。②水質汚濁防止装置産業廃水処理装置の食品向け、化学向け、鉄鋼向け、機械向け、下水汚水処理装置の海外向けの減少により、前年度比87.9%の1,754億円 となった。③ごみ処理装置都市ごみ処理装置の官公需、事業系廃棄物処理装置のその他非製造業向け、関連機器の官公需の増加により、前年度比115.8%の3,819億 円となった。④騒音振動防止装置騒音防止装置のその他製造業向けの増加により、前年度比112.6%の15億円となった。
2021/05/18 17:10 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
産業機械輸出入実績(2021年3月)
2021/05/18 13:49 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
2021年3月 産業機械輸出契約状況
1.概要本月の主要約70社の輸出契約高は、2,055億8,200万円、前年同月比60.5%となった。プラントは2件、551億7,400万円となり、前年同月比815.5%となった。単体は1,504億800万円、前年同月比45.2%となった。地域別構成比は、アジア40.6%、中東27.9%、ロシア・東欧17.4%、 北アメリカ7.5%、ヨーロッパ3.4%となっている。2.機種別の動向 (1)単体機械 ①ボイラ・原動機 アジアの減少により、前年同月比40.7%となった。②鉱山機械アジア、ヨーロッパの減少により、前年同月比27.2%となった。③化学機械アジアの減少により、前年同月比25.7%となった。④プラスチック加工機械北アメリカの増加により、前年同月比114.5%となった。⑤風水力機械アジアの増加により、前年同月比134.1%となった。⑥運搬機械アジア、ヨーロッパの減少により、前年同月比28.3%となった。⑦変速機アジア、ヨーロッパの増加により、前年同月比176.8%となった。⑧金属加工機械アジア、ロシア・東欧の増加により、前年同月比197.3%となった。⑨冷凍機械アジアの増加により、前年同月比121.0%となった。(2)プラント 中東の増加により、前年同月比815.5%となった。
2021/05/18 13:21 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
2021年3月 産業機械受注状況
1.概 要本月の受注高は6,611億2,800万円、前年同月比70.8%となった。内需は、4,426億5,100万円、前年同月比76.1%となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比109.5%、非製造業向けは同68.3%、官公需向けは同54.9%、代理店向けは同102.1%であった。増加した機種は、鉱山機械(543.2%)、プラスチック加工機械(132.7%)、圧縮機(110.4%)、変速機(125.2%)、金属加工機械(129.1%)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(80.6%)、化学機械(87.5%)、タンク(98.6%)、ポンプ(98.9%)、送風機(58.9%)、運搬機械(53.8%)、その他機械(45.6%)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。外需は、2,184億7,700万円、前年同月比62.0%となった。 プラントは2件、551億7,400万円となり、前年同月比815.5% となった。 増加した機種は、プラスチック加工機械(123.4%)、ポンプ(157.9%)、圧縮機(114.5%)、送風機(194.2%)、変速機(177.3%)、金属加工機械(170.2%)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(40.9%)、鉱山機械(28.5%)、化学機械(90.5%)、タンク(12.0%)、運搬機械(36.3%)、その他機械(33.0%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。2.機種別の動向 ①ボイラ・原動機電力、外需の減少により前年同月比62.8%となった。 ②鉱山機械 建設の増加により同462.8%となった。 ③化学機械(冷凍機械を含む) 非鉄金属、電力、その他非製造業、官公需、外需の減少により同88.9%となった。 ④タンク 外需の減少により同87.7%となった。 ⑤プラスチック加工機械 自動車、外需の増加により同126.5%となった。 ⑥ポンプ 外需の増加により同107.4%となった。 ⑦圧縮機 官公需、外需の増加により同112.4%となった。 ⑧送風機 官公需の減少により同64.5%となった。 ⑨運搬機械 運輸・郵便、卸売・小売、外需の減少により同49.9%となった。 ⑩変速機 はん用・生産用、外需の増加により同133.2%となった。 ⑪金属加工機械 鉄鋼、外需の増加により同139.6%となった。
2021/05/18 13:08 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
2021年3月 環境装置受注状況
本月の受注高は、580億800万円で、前年同月比49.2%となった。1.需要部門別の動向(前年同月との比較) ①製造業パルプ・紙、その他向け集じん装置、石油化学、鉄鋼、その他向け産業廃水処理装置の減少により、84.0%となった。 ②非製造業電力向け排煙脱硫装置、排煙脱硝装置、事業系廃棄物処理装置の増加により、174.1%となった。 ③官公需都市ごみ処理装置の減少により、41.2%となった。④外需排煙脱硫装置、産業廃水処理装置、汚泥処理装置の増加により、 218.1%となった。2.装置別の動向(前年同月との比較)①大気汚染防止装置電力、海外向け排煙脱硫装置、電力向け排煙脱硝装置の増加により、 166.8%となった。 ②水質汚濁防止装置その他非製造業向け産業廃水処理装置、官公需向け下水汚水処理装置の減少により、78.8%となった。 ③ごみ処理装置官公需向け都市ごみ処理装置の減少により、37.6%となった。 ④騒音振動防止装置その他製造業向け騒音防止装置の増加により、151.6%となった。
2021/05/18 13:00 一般社団法人 日本産業機械工業会
-
タダノがラフテレーンクレーンのAPI公開! クレーン作業のBIM化で始まる建設DX
機動力を誇るホイール式のラフテレーンクレーンは、市街地の建設現場などでは欠かせません。現場にスムーズに入場し、限られたスペースの中で作業に最適な停車位置を決め、吊り上げ能力が生かせるアウトリガーの張り出し範囲を決めるには、やはり事前に十分、シミュレーションを行っておく必要があります。ラフテレーンクレーンの大手メーカー、タダノはこうした検討をBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトで行いやすくするため、ナ、ナ、ナ、ナント、クレーンのBIMモデルを無料公開したのです。(タダノのプレスリリースはこちら) タダノがラフテレーンクレーンのBIMモデルを無料公開したBIMobjectのウェブサイト(資料:BIMobject) クレーンのBIMモデルをダウンロードする画面(資料:BIMobject) 現在、17機種のBIMモデルが「BIMobject」のウェブサイトがアップロードされており、オートデスクのBIMソフト「Revit」用の「.rfa形式」でダウンロードできます。Revitの3D空間にビルとクレーンのBIMモデルを置いて、ブームの角度や長さなどをいろいろ変えながら、作業手順を確認したり、クレーンの最適な設置位置を検討したりすることができます。 Revitに読み込んだクレーンのBIMモデル(以下の資料:タダノ) ビルのBIMモデルと合わせて、クレーン作業をシミュレーションしているところ これまでは建物や足場などとの干渉チェックが、シミュレーションの主な目的ですが、それだけではありません。
2021/05/17 17:56 株式会社イエイリ・ラボ
-
いすゞ、大型トラック「ギガ」に新規オプションを追加
-国内トラック初のドライバー異常時対応システム(EDSS)を採用- 2021年5月14日 いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則、以下「いすゞ」)は、安全性能の向上を図った大型トラック「ギガ」を、本日より全国一斉に発売いたします。 今回の改良では、国内トラック初※1となるドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)※2を大型トラック「ギガ」に採用しました。EDSSは、走行中にドライバーが急病などで安全な運転を継続することが困難な状態に陥った場合、車両のシステムがドライバーの異常を自動検知、または、ドライバー自身のスイッチ操作により、車両を緊急停止させる装置です。 いすゞは、重大事故に直結する大型車の安全性を飛躍的に高めるべく、車両や歩行者に対して有効な安全装置を開発してまいりました。物流業界では、ドライバー不足や高齢化などの影響による、健康状態に起因した事故発生への対策が課題となっています。今後も、重大事故発生ゼロを目指し、安全性能のさらなる向上を図ってまいります。※1:いすゞ調べ。※2:全車オプション設定。【主な機能】・ドライバー異常時対応システム(EDSS) ドライバーの状態をモニタリングする、ドライバーステータスモニター(DSM)のカメラが異常を検知した場合※3、もしくはドライバー自身によるEDSSスイッチの操作があった場合にブレーキ制御を自動で開始、徐々に速度を落として停止します。 EDSS作動時、マルチインフォメーションディスプレイの警告画面の表示と音声警報で、ドライバーにお知らせします。車外には、ホーンを鳴らしハザードランプとブレーキランプを点滅させることで、異常事態をお知らせします。 また、EDSSが作動した場合、あらかじめ設定したメールアドレスへメールによる通知を行い、速やかな状況把握を促します。※3:車速60km/h以上で作動 【機能説明動画】 ドライバー異常時対応システム(EDSS)は、ドライバーの安全運転を支援するシステムであり、車両の限界を超えた走行を可能にするものではありません。本装置を過信せずに、体調不良を感じたときは速やかに安全な場所に停車し、休憩してください。関連ページISUZU:ギガ(大型トラック)
2021/05/14 12:40 いすゞ自動車株式会社
-
【動画付き】キャタピラーが日米間で遠隔操作に成功! 建機オペは国際テレワークの時代へ
2021年5月12日~14日、千葉・幕張メッセで2年ぶりとなる「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」が徹底したコロナ対策のもとに開催され、大いににぎわっています。 2年ぶりに開催された「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」の会場(以下の写真:家入龍太) 285社、1400小間という大規模な展示会で、イエイリの目を引いたのは、建機オペのテレワークを可能にする遠隔操作技術でした。カナモト、ユナイトのブース(ブース番号:I-11)では、竹中工務店や鹿島建設が採用しているタワークレーンの遠隔操作システム「TawaRemo」や後付けの遠隔操作システム「KanaTouch」のコックピットが展示されていました。 「TawaRemo」(左)や「KanaTouch」(右)のコックピット コベルコ建機のブース(E-11)では、約300km離れた札幌市から帯広市内のバックホーを遠隔操作した時の記録ビデオが展示され、アクティオのブース(E-10)では長距離Wi-Fiや携帯電話回線で重機を遠隔操作するシステムが展示されていました。 コベルコ建機のブース(左)とアクティオのブース(右)での遠隔操作に関する展示物 また、日立建機のブース(I-80)では、加藤組、日立建機日本、西尾レントオールが5G回線を使用して広島市内での実証実験に使用した「遠隔操作用マルチコックピット」と模型のバックホーやダンプトラックを接続したデモを行い、人気を集めていました。 日立建機のブースでは「遠隔操作用マルチコックピット」(左)と模型の建機を接続したデモが人気を集めていた
2021/05/14 12:14 株式会社イエイリ・ラボ
-
創立 100 周年記念活動 コマツ初 リチウムイオンバッテリー搭載のフル電動・オペレーター非搭乗式ミニショベルのコンセプトマシンを発表
-ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く- 2021 年 5 月 13 日 コマツ(社長:小川啓之)は、5 月 13 日に創立 100 周年を迎えるにあたり、次世代を見据えたコンセ プトマシンとして、リチウムイオンバッテリー搭載のフル電動(油圧機器による駆動無し)・オペレーター非搭乗式ミニショベルを発表しました。 当該機は、将来の建設機械におけるフル電動実用化への布石とする目的で、コマツがこれまで培ってき たバッテリー式のフォークリフトやミニショベルの技術をベースに、リチウムイオンバッテリー・油圧を使用しない電動シリンダなどの新たな技術を搭載することでフル電動化を実現した 3t クラス(0.09 ㎥)ミニショベルのコンセプトマシンです。フル電動化により“排気ガスゼロ”を実現するとともに、騒音、排熱を大幅低減するなど環境に優しい機械であるほか、エネルギー効率の向上や油圧機器を使用しないことでメンテナンスフリーを実現しています。 また、当該機はオペレーター非搭乗式を採用することで車体デザインや性能についても従来にない新しい形を実現しています。車体コントローラーと車両の操作デバイスは無線 LAN による接続であるため、通常の遠隔操作で必須の設備や環境を整備することなく、どのような作業環境においても遠隔操作でのオペレーションが可能です。また、車両の操作デバイスについてもオペレーターが自由に選択し作業できるほか、機械に乗らずに作業するという新しい働き方を提案することで、オペレーターの疲労軽減や作業現場の生産性向上に貢献します。また、電動化と遠隔操作により屋内解体や災害救出など、閉鎖された危険な現場での作業を容易にするなどオペレーターにとってストレスフリーの機械です。 コマツは、2020年にバッテリー式ミニ油圧ショベル PC30E-5 を国内向けに市場導入しました。2022年度には当該機に搭載しているリチウムイオンバッテリー技術を使ったバッテリー式ミニ油圧ショベルを欧州市場へ導入する予定です。環境負荷の少ない建設機械の実用化を加速させるとともに今後の更なる普及を目指します。 今後もコマツは次の 100 年に向けて、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指し、ステークホルダーの皆さまとともに歩んでまいります。 【次世代を見据えたコンセプトマシン、フル電動ミニショベル】 お問い合わせ先:コマツ サステナビリティ推進本部 コーポレートコミュニケーション部 〒107-8414 東京都港区赤坂 2-3-6 TEL:03-5561-2616URL:https://home.komatsu/jp/ ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。
2021/05/13 18:09 株式会社小松製作所
-
創立 100 周年記念活動 コマツ初 自動積込制御の改良による土質改良機への連続排土 及び 建設機械の複数台切り替え遠隔操作を実現
-ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く- 2021 年 5 月 13 日 コマツ(社長:小川啓之)は、5 月 13 日に創立 100 周年を迎えるにあたり、建設・鉱山機械の自動化・遠隔制御化の実用化に向け、自動積込制御による土質改良機への連続排土を実現する自動化技術と、株式会社 NTT ドコモ(以下、ドコモ)の第 5 世代移動通信方式を用いた通信サービス(以下、 5G サービス)を活用した遠隔による建設機械の複数台の切り替え操作を可能とする遠隔操作技術の実証実験を成功させたことを発表しました。 <コマツ実用試験部における自動積込と複数台遠隔操作の実証実験(大分県)> コマツは、中期経営計画の成長戦略3本柱の1つであるイノベーションによる価値創造の重点活動の 一つとして、「建設・鉱山機械・ユーティリティ(小型機械)の自動化・自律化、電動化、遠隔操作化」に 取り組むとともに、モノ(建設機械の自動化・高度化)とコト(施工オペレーションの最適化)で施工のデジタルトランスフォーメーションを実現し、お客さまとともに安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指しています。 通常、油圧ショベルの積込作業においては、排土時のバケットからの土の落ち方は土質(粘土質・砂質 など)により異なるため、熟練オペレーターは土質に合わせて排土動作を調整し荷こぼれを防いでいますが、このたびの実証実験では、自動化技術において油圧ショベル「PC200i-10」の自動積込制御に改良を加え、積込作業時に作業機が干渉せず、土質改良機リテラ「BZ210-3」(通常機)のホッパのような小さ な排土対象にも土こぼれのない連続排土を実現するとともに、ダンプトラックに複数回排土する場合には、位置をずらして排土する動作も実現しています。また遠隔操作化については、こまつの杜(石川県)に設置された1台の遠隔操作ポッドにオペレーターが座り、コマツの実用試験部(大分県)にあるブルドーザー「D65PXi-18」、油圧ショベル「PC200i-11」などの建設機械から高速・大容量・低遅延の特徴を持つ 5G サービスを利用してリアルタイムで送信されるカメラ映像を見ながら、複数台の建設機械を切り替えての操作を実現しています。また、遠隔操作時の安全確保のため、建設機械に搭載したカメラ映像から AI で人を検知し、建設機械との距離を色でモニタ表示させ、オペレーターが周囲状況を確認できる技術も実現しました。 <油圧ショベル「PC200i-10」による土質改良機リテラ「BZ210-3」への自動積込作業> <遠隔操作ポッドによる油圧ショベル「PC200i-11」の遠隔操作> このたびの実証実験の成功は、建設・鉱山機械の自動化・遠隔操作化の実用に向けて着実に開発を推進させたものと言えます。コマツは鉱山向けの超大型油圧ショベル「PC7000」による遠隔操作化についても、21年度上半期を目途に開発を進めています。また 2008 年にコマツが世界で初めて商用導入した無人ダンプトラック運行システム「AHS (Autonomous Haulage System)」との連携により、お客さまの 現場の安全性と生産性の向上に大きな効果が期待できます。また鉱山向け大型ブルドーザーについても 遠隔操作システム開発を完了させ、更に自動運転の開発を進めており、お客さまの現場での実証実験の 開始を目指しています。 今後もコマツは次の 100 年に向けて、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指し、ステークホルダーの皆さまとともに歩んでまいります。お問い合わせ先:コマツ サステナビリティ推進本部 コーポレートコミュニケーション部 〒107-8414 東京都港区赤坂 2-3-6 TEL:03-5561-2616URL:https://home.komatsu/jp/ ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。
2021/05/13 17:36 株式会社小松製作所
-
コマツ 創立100周年記念活動 こまつの杜リニューアル
-ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く- 2021 年 5 月 13 日 コマツ(社長:小川啓之)は、本日 5 月 13 日に創立 100 周年を迎えました。100 周年記念活動の一環として、この度、石川県小松市のこまつの杜をリニューアルいたしました。 <こまつの杜 リニューアル(全景)> こまつの杜は、創立 90 周年記念事業の一環として、コマツ発祥の地におけるコマツグループのグローバルな人材育成の拠点とともに地域社会と一緒になり子供たちを育む場所として 2011 年より開園しました。 この度、創立 100 周年記念活動の一環として、持続的に地域社会へ貢献し、またコマツの歴史を振り返るきっかけとなる拠点として、コマツの歴史を展示する「わくわくコマツ歴史館」を設置するとともに、これまで展示してきた世界最大級のダンプトラック「930E」の横に、新たに超大型油圧ショベル「PC4000」を設置いたしました。また、お子さま向けに建機の仕組みを学んでいただく展示や、天候に左右されずに楽しめるミニ建機体験スペース、理科教室などを開催する多目的ホールなどもリニューアルいたしました。 6 月 1 日(火)※よりリニューアル開所を予定しており、今後も、多くの方々が集い、ものづくりや自然に興味を抱き、コマツの技術に触れていただく機会を積極的に提供する施設として発展してまいります。 ※新型コロナウイルス感染状況に伴う政府・自治体からの要請に従い、開所予定日が変更となる場合がございます。 石川県小松市にて設立された当社は「海外への雄飛」「品質第一」「技術革新」「人材の育成」という創業の精神のもと、今日に至るまで「品質と信頼性」を追求し、ステークホルダーの皆さまの信頼度を最大化することに努めてまいりました。 創立 100 周年を機にこれまでの歩み、原点を振り返るとともに、今後もコマツは次の 100 年に向けて、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓くことを目指し、ステークホルダーの皆さまとともに歩んでまいります。
2021/05/13 16:37 株式会社小松製作所
-
日本建設機械工業会 2021年3月度建設機械出荷金額統計まとまる
令和3年4月30日一般社団法人 日本建設機械工業会統計調査部会 3月の建設機械出荷金額は、内需は2.6%減少の1,212億円、外需は36.9%増加の1,687億円となりました。その結果、内需は3カ月連続の減少、外需は5カ月連続の増加となりました。総合計では17.0%増加の2,899億円となり、5カ月連続の増加となりました。 内需について機種別に見ると、油圧ショベル2.3%増加の343億円、コンクリート機械25.1%増加の46億円、基礎機械10.6%増加の47億円、油圧ブレーカ・圧砕機5.3%増加の23億円、その他建設機械12.3%増加の87億円の5機種と補給部品4.8%増加の125億円が増加したものの、他の4機種が減少し、内需全体では2.6%の減少となりました。 外需について機種別に見ると、トラクタ73.3%増加の202億円、油圧ショベル39.6%増加の754億円、ミニショベル15.6%増加の249億円、道路機械51.6%増加の35億円、その他建設機械57.2%増加の187億円、基礎機械4億円の6機種が増加しました。地域別に見ると、オセアニアが8カ月連続の増加、欧州が6カ月連続で増加、北米が3カ月連続で増加するなど、全9地域で増加し、外需全体では36.9%の増加となりました。 2020年度の建設機械出荷金額は、内需は3.4%減少の9,857億円、外需は17.0%減少の1兆2,286億円となりました。その結果、内需は3年振りの減少、外需は2年連続の減少となりました。総合計では11.5%減少の2兆2,144億円となり、2年連続の減少となりました。 内需について機種別に見ると、油圧ショベル4.8%増加の2,961億円、ミニショベル0.5%増加の863億円、道路機械0.4%増加の403億円、コンクリート機械1.8%増加の314億円の4機種と補給部品0.5%増加の1,252億円が増加したものの、他5機種が減少し、内需全体では3.4%の減少となりました。 外需について機種別に見ると、道路機械2.4%増加の216億円、基礎機械3.6%増加の50億円の2機種が増加したものの、他7機種と補給部品が減少しました。地域別に見ると、オセアニア、中近東(含エジプト)、アフリカの3地域が増加したものの、他6地域が減少し、外需全体では17.0%の減少となりました。 (増減は前年同月比) (参考)工業会の概要会 長 数見 保暢(住友建機㈱ 代表取締役社長)所在地 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館2階会 員 正会員(建設機械製造会社)63社、賛助会員54社
2021/05/12 16:05 一般社団法人 日本建設機械工業会
-
アクティオが高速事故現場をレンタル! ド迫力の5KVRで安全教育
建設現場の死亡事故原因のうち、自動車事故や建設機械によるはさまれ事故が常に上位に挙がっています。特に高速道路での工事となると、クルマのスピードが非常に速いため、障害物などに衝突したり、高速道路上で工事車両が転倒したりすると、大変危険です。そこで建設機械レンタル会社のアクティオは、高速道路での事故をイメージトレーニングできる「Safety Training System VR of AKTIO 高速道路安全教育VR」を開発し、2021年5月10日にレンタルを開始しました。 「Safety Training System VR of AKTIO 高速道路安全教育VR」の「車線規制編」の映像。走行車両が進入車両停止装置「とまるくん」や防護車に衝突する状況をさまざまな目線で体験できる(以下の資料、写真:アクティオ) 高速道路の現場を、ナ、ナ、ナ、ナント、5Kのスーパーリアル映像のVR(バーチャルリアルティー)で再現し、さまざまな危険を安全かつリアルに体感できるのです。(アクティオのプレスリリースはこちら)このVRシステムには、事故体験シナリオとして「車線規制編」「高所作業車落下編」「ユニック作業編」「重機はさまれ編」「草刈り危険行動編」の5つのVRが含まれています。「車線規制編」では高速道路を走る車両が、進入車両停止装置「とまるくん」や防護車両に衝突する状況を監視者や作業車、交通誘導員のそれぞれの目線で体験できます。「高所作業車落下編」では、トンネル内で作業中の高所作業車からの転落事故を「墜落製紙用器具を装着している場合」とそうでない場合とを比べて体験できます。 「高所作業車落下編」の画面 「ユニック作業編」では、高速道路上でユニックが転倒事故を起こしたシーンを玉掛け者やクレーン操作者、荷受け者の目線から体験できます。 「ユニック作業編」の画面 このほか、法面崩壊の現場でバックホーによるはさまれ事故や、草刈り作業中に刈り刃が大きく跳ね上げられる「キックバック」による加害者・被害者体験、ケーブル切断などを体験できます。 「重機はさまれ編」の画面 「草刈り危険行動編」の画面 通常、VR体験はVRゴーグルを使って行うのが普通ですが、転倒事故などを体験するときは体験中に倒れてしまうおそれもあります。そこで、このシステムでは歩行型VRデバイス「Virtuix Omni」を使ってVR体験中の転倒防止策を講じました。 VR体験中の転倒を防ぐ歩行型VRデバイス「Virtuix Omni」を採用 危険防止のためには、こうした事故が起こったときのことをイメージして、前兆段階で未然に防止したり、被害を最小限に抑えたりする行動力を身につけておくことが必要ですね。めったに遭遇しない事故だからこそ、事前にイメージトレーニングを繰り返しておくためにも、VRは有効な手段と言えそうです。
2021/05/12 15:36 株式会社イエイリ・ラボ
- 40
- 94
新着お知らせ
ニュースアクセスランキング
-
1
住友建機「お知らせ機能付周囲監視装置『FVM2』搭載油圧ショベル」がNETIS(新技術情報提供システ...
2020/03/3014:46 住友建機株式会社
-
2
コマツ -カーボンニュートラル実現に向けた現場の電動化を加速- 電動ミニショベルの給電用可搬式水素混...
2024/04/2315:37 株式会社小松製作所
-
3
TfasとRevitが相互連携!属性付き設備BIMモデルをRevitで編集可能に
2019/06/2810:38 株式会社イエイリ・ラボ
-
4
第 8 回ものづくり日本大賞 製造・生産プロセス部門にて 内閣総理大臣賞を受賞
2019/12/2715:41 株式会社小松製作所
-
5
武漢の病院がわずか10日で完成した秘密とは?新華社通信が動画を公開
2020/02/0716:55 株式会社イエイリ・ラボ