バックホウ/AI使い自動操作/ロボQSベースフジタが開発 2019年度内に現場導入

2019/10/1011:18配信

 フジタは、バックホウの遠隔操作ロボット「ロボQS」を使ったAI(人工知能)による自動操作技術の開発を進めている。2019年度中の実際の土木現場での導入を目指す。

技術フェア2019で開発中のAIを使ったバックホウの自動操作技術を公開したフジタ

技術フェア2019で開発中のAIを使ったバックホウの自動操作技術を公開した

 ロボQSは、雲仙普賢岳噴火による火砕流・土石流の災害対応を契機に1999年度に開発したロボQをベースに国土交通省、IHIと共同開発した。既存の重機に後付けできる点が最大の特長で、リモコンを使って重機を遠隔操作できる。
 このロボQSの操作をAIを使って自動化できる技術の開発を進めている。バックホウに取り付けたカメラ画像から関節の位置を検出してアームの状態を認識し、アームを操作する。バケットの動きは、刃先の軌跡をシミュレーターで学習させ、動作モデルを作成する。バックホウに取り付けたセンサーの画像から、掘削した場所と未掘削の場所を見分け、慣性計測装置(IMU)で未掘削部分に自動で移動して掘削する。
 今後は、GNSS(衛星測位システム)装置を使って広範囲の掘削が可能になるよう開発を進めるほか、掘削した土砂をダンプに積み込む作業の自動化も進め、掘削中の画像から掘削範囲をオペレーターが指定して掘削するシステムも検討している。将来的には、1人の技術者が複数の重機を稼働させられるようにしたい考えだ。

最終更新:2019/10/1011:39

株式会社日刊建設通信新聞社

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