建設キャリアアップシステム/技能者登録10万人突破/事業者も2万件超

2019/09/0510:49配信

 ことし4月に本格運用を開始した建設キャリアアップシステムへの技能者の登録件数が8月末で10万人を突破し、事業者の登録数も2万件を 超えたことが分かった。申請数、登録数ともに4月以降、増加傾向が継続している。さらなる登録件数の増加に向け、国土交通省は建設キャリアアップシステムの定着のための新施策を打ち出し、業界団体も 情報発信に取り組む方針を示している。山梨県でシステム登録業者を評価する取り組みも予定されており、普及の追い風となりそうだ。
 運営主体である建設業振興基金が、建設キャリアアップシステムの専用ホームページで公表した8月31日現在の登録件数(登録手続きの完了)は技能者が10万0916件、事業者が2万0312件。
 堅調な伸びを見せる中、8月30日に開かれた国交省と建設業4団体との意見交換では、石井啓一国交相が建設キャリアアップシステムの活用を念頭とした、経営事項審査などの評価方法の見直しや公共工事においてシステムの効果検証を行うためのモデル工事の実施を表明した。
 さらに山梨県では他の自治体に先駆けて、建設キャリアアップシステムに登録している事業者を総合評価で加点する取り組みを10月から始める。建設産業全体の担い手不足や県内企業の状況を鑑み、今後の技能者の適正な処遇の実現を見据えて、システム活用に取り組む企業を評価することを決めた。
 技能者・事業者の登録が本格化していけば、国土交通省が建設産業における“処遇改善の基本インフラ”に位置付ける建設キャリアアップシステムの一層の普及と実際の現場での活用にも弾みがつく。

最終更新:2019/09/0510:55

株式会社日刊建設通信新聞社

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